それはそれは大変ご無沙汰しています~こんなご時世だから輝く生命力に気付く。

今日おはようございます。今年は身近な人や、うちに通っていた人が病気になったり、お亡くなりになったり、自分自身も生活苦しいところに何やかんやの支払いが重なったりで、ずっと気分が滅入っており、なんとなく書き書きすることもなく、ただただ細々と、息をひそめて過ごしていました。まぁそれでも生きていかねばなりませんから、出稼ぎに行きつつ、少しでも気がまぎれる面白いものには触れていようかとは思って日々過ごしています。

ここのところすっかり寒くなってきて冬らしい気候ですね。毎日寒い中、たまに急に温かくなる日がありますね。そんな日は 呑川を通ると「あいつら」がわらわらいます。そう、蚊柱です。あの子たちは一体寒い時はどうしているのだろう、暖かくなると急に生まれるのか?飲食店にいる虫は、季節に左右されにくいけど、こんなに寒くなると虫たちはどこで何しているのかずっと不思議に思っていたのです。

生ごみとか豆苗みたいに水張っているところにいつの間にか湧く虫も不思議ですね。親玉が入ってくるスキもなさそうなのに相当寒くならない限りどこからか現れる不思議現象。虫の生まれる勢いは本当に脅威ですね。特にキョロちゃん(Gとも呼ばれる)は体も丈夫ですばしっこく、最強生物?って感じです。

さて、また虫の事に注目しすぎてしまいますが、私が普段人間界で「素晴らしい生命力」と感じているものがあります。

演歌歌手です!

ここ何年かで、昔は毎日のようにやっていた時代劇も、正月とか早朝の再放送だけになったり、どんどん古き良き昭和の産物は目にしなくなっています。

お箸の上手な持ち方や、正座などきれいな姿勢の文化もそうです。体感では日本人自体少ない気もしています…毎日見かける日本人の姿勢の悪さが気になっていることは以前から言っていますが…

でもでもでも!長く生き続けている演歌歌手を見ていると心動かされます。

最近私は毎日吉幾三の全曲集のCDをずっと聴いています。もともとそんなに詳しくはなかったけど最も馴染みのある歌手です。子供の頃はよくコマーシャルで見ていたし、コマーシャルソングやドラマの主題歌なんかも多分やっていたんじゃないかな、私の記憶ではゲゲゲの鬼太郎の主題歌も歌っていますね…あ、年齢ばれちゃうわ。

たまたまユーチューブで見つけた吉幾三の動画もすごく面白いんです。たぶんご本人が作ったものでは無いかも知れないのですが(私がユーチューブの仕組みわからないので)、もしも外国のオーディション番組に吉幾三が出たら とか、俺ら東京さ行ぐだと色々な有名曲と合体させたりとか、かなりの芸術作品なんですよね。吉幾三の魅力に気付いたクリエイターが作ったんですかね?著作権がどうとかいう問題はありそうですが吉幾三がどの時代でもハマることを表しています。

彼の歌は主に酒と故郷の歌が多くジャケット写真にはたばこを吸っている吉幾三も写っています。私は酒とたばこを憎んでいますがそれでも吉幾三が好きで尊敬できる人です。「酒よ」「酔歌」は情景が浮かんでくるし良くカラオケでも歌っていました。

全曲集の真ん中あたりには3曲続けて「笑いを取りに来たのかな?」と言うような曲に聞こえますがとてもよくできている歌で、もしこれに鉄拳のパラパラ漫画が付いたらたぶん泣いちゃうんじゃないかなと思います。「俺はぜったいプレスリー」「俺あ東京さ行ぐだ」は彼の青森愛が詰まった名作です。もしこれらの歌が実話だとしたら、彼は独学でこんなすごいものたちを作り続けているのだなぁ…

平成、令和になって出てきた「なまり歌選手権」とか、はなわの「SAGA」などの元祖ともいえるのではないでしょうか。

吉幾三が好き過ぎてつらつら書いちゃいましたが、他にも演歌歌手 頑張っています。小林幸子は若者文化に乘るの早かったですし、坂本冬美もカバー曲やユーチューブなどしていたかと思います。演歌歌手には面白い人多いのでバラエティー番組でも通用するし、私はこういう人たちに輝く生命力を感じるのです。憧れますね。本当の意味での生命力しかない私には到底行きつかない世界ですけど…

今年もどんどん終わりに近づいて、さすが師走は早く過ぎます。どうぞ皆さま、柔軟な体をつくってケガや病気にならず健全にお過ごしください。

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